
WORLD
西暦1999年7月。世紀の大予言『ノストラダムスの大予言』によって人類滅亡が予言されていた。
しかし結局のところ人類は滅亡することはなく、いたって平穏にその時は過ぎた。
――世間一般的には。
当該期日、イタリア。
何の前触れもなくサン・ピエトロ大聖堂を中心にヴァチカン市国が消失した。
後に残されたものはぽっかりと口を開いた、静寂が支配する迷宮区『サンクチュアリ』だった。
ある者は『莫大な富』を。
ある者は『栄光ある名誉』を。
ある者は『己の存在理由』を。
現代の常識が一切通用しない死と隣り合わせの非日常で、
今日も彼らは日常を謳歌する。
迷宮突破型現代ファンタジー、ここに開幕。
本編:『小説家になろう』にて連載中。
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西暦1999年7月。世紀の大予言『ノストラダムスの大予言』によって人類滅亡が予言されていた。
しかし結局のところ人類は滅亡することはなく、いたって平穏にその時は過ぎた。
――世間一般的には。
当該期日、イタリア。
何の前触れもなくサン・ピエトロ大聖堂を中心にヴァチカン市国が消失した。
後に残されたものはぽっかりと口を開いた、静寂が支配する迷宮区『サンクチュアリ』だった。
ある者は『莫大な富』を。
ある者は『栄光ある名誉』を。
ある者は『己の存在理由』を。
現代の常識が一切通用しない死と隣り合わせの非日常で、
今日も彼らは日常を謳歌する。
迷宮突破型現代ファンタジー、ここに開幕。
本編:『小説家になろう』にて連載中。
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西暦1999年7月。世紀の大予言『ノストラダムスの大予言』によって人類滅亡が予言されていた。
しかし結局のところ人類は滅亡することはなく、いたって平穏にその時は過ぎた。
――世間一般的には。
当該期日、イタリア。
何の前触れもなくサン・ピエトロ大聖堂を中心にヴァチカン市国が消失した。
後に残されたものはぽっかりと口を開いた、静寂が支配する迷宮区『サンクチュアリ』だった。
ある者は『莫大な富』を。
ある者は『栄光ある名誉』を。
ある者は『己の存在理由』を。
現代の常識が一切通用しない死と隣り合わせの非日常で、
今日も彼らは日常を謳歌する。
迷宮突破型現代ファンタジー、ここに開幕。
本編:『小説家になろう』にて連載中。
WORLD
WORD
【ノストラダムスの大予言】
フランス・ルネサンス期に活躍した医師であり占星術師、
ミシェル・ノストラダムスによる詩集。
その中の一説、『1999年7月に人類は滅亡する』という旨が記載されており、
該当日にイタリア中央区・ヴァチカン市国が消滅、
その無限の闇には迷宮区と呼ばれる異界が出現した。
世界的大混乱を避けるため、世界政府連盟によりその事実は隠蔽され、
世間一般的には平凡に日々が過ぎ去っている。
西暦は旧暦となり、『聖歴』と年号は改められている。
【迷宮区(サンクチュアリ)】
1999年にヴァチカン市国を飲み込み、突如発生した異常空間。
地上直下1万キロもの広大な敷面積を誇るその空間は、約666階層からなる。
人知を超える超生物『迷宮生物(モンスター)』が跋扈し、
およそ人間が活動できる空間ではないそれは、
しかし地球上にはない魔力を秘めた鉱石『聖石』など多くの金的価値のある品々が出土し、
今もなお多くの調査員がその回収と調査を行っている。
迷宮区を申請する狂信者によって別名『聖域(サンクチュアリ)』と呼ばれる。
また第1~第2階層までは行き場を無くして流れ着いた人々が生活する
貧民街が広がっており、あらゆる国の法律も届かない無法地帯。
第1~第2階層:貧民街
~100階層:上層(表層)
~200階層:中層上部
~400階層:中層
~500階層:中層下部
~666階層:最下層(最奥部)
【迷宮生物(モンスター)】
迷宮区に住まう人知を超えた超生物。
外見上神話や聖書などで見られる神聖生物や魔獣に似通っているため、
当てはまる名称で呼ばれることが多い。
体内にある『結晶核』が人間でいうところの心臓部分であり、
『結晶核』を砕くと活動を停止する。
基本的に下層に行けば行くほど脅威度が上がる。
【調査員】
迷宮区を調査・発生の原因などの職務を負う世界政府連盟公認の選ばれし者たち。
国や人種は問われず、ただ純粋な戦闘能力や魔法適正などが資格対象者となる。
ある者は名声を。ある者は金を。ある者は存在理由を。
調査員となるものは各々の目的や信念をもって死地へ赴く。
また、戦闘スタイルやポジションによって
『戦闘調査員』『特殊戦闘調査員』『医療魔法士』など
様々な役職が存在する。
最上級:特級調査員
第1級調査員
準1級調査員
第2級調査員
準2級調査員
第3級調査員
第4級調査員
最下級:第5級調査員
【多国籍最上位迷宮区調査打撃群(タキオン )】
数多存在する調査団の中において、現在最前線で活動を行っているトップ調査団。
特級~準一級までの調査員のみで構成され、
多くの名誉や名声を欲しいがままにしている。
総団長は現在唯一の特級調査員資格を持つアルベルト・サリヴァン。
また秘蔵中の秘蔵『死神』を切り札とし、
まだ全人類が足を踏み入れたことの無い最奥部を目指す。
【聖グリエルモ学院】
迷宮区に隣接する形でサンピエトロ大聖堂を改修・改築する形で設立された、
未来の調査員を育てる学び舎。
12歳から18歳までの少年少女が通い、
イギリスのパブリックスクールを模した寄宿制を採用している。
高等科1年前期までは座学中心、以降は迷宮区での実践実技講義が中心となる。
入学一年間は基礎学習、以降は
『近接歩兵科』『中遠距離戦闘科』『特殊戦闘科』『後方支援科』『戦術立案科』
の5クラスに分かれ授業が執り行われる。
学生は自動的に第五級調査員資格を得る。
また、隣接する形で初等科と大学院が設立されており、
学園都市として広大な面積を保有する。
学院理事はアルベルト・サリヴァン。
近接歩兵科:赤
中遠距離戦闘科:青
特殊戦闘科:緑
後方支援科:黄
戦術立案科:白
【魔法】
迷宮区で発掘される『聖石』によってついに人類が手に入れた英知。
『水』『風』『火』『地』『空』の五大元素が基本。
魔法適正は頭髪に強く発現し、それぞれの元素色に濃いほど適正値が上がり、
強力な魔法の行使が可能となる。
また、五大元素にカテゴライズされない魔法も存在し、
それを古くから保有する家系は『貴族』と呼ばれ、地位を獲得している。
『空』元素だけはほかの魔法よりも解明が進んでおらず、
謎に包まれている。
【貴族】
五大元素にカテゴライズされない魔法を保有し、
迷宮区から近隣諸国、ひいては世界を守る義務を背負う代わりに、
免税や社会的地位などを保証されている諸侯を指す。
古くから代々続く歴史の長い貴族も存在する。
しかし、迷宮区ではどの国の法律や取決め・倫理が通用せず、
無法地帯となっているため問題視されている。
そのため貴族機構を取り仕切る『代行者』なる刑の執行者が内々に活動をしている。
【異能力】
魔法ではない、個人が個人のみ所有する不思議な力。
存在自体は迷宮発生以前から確認されているが、
迷宮区が発生したことにより出現は増加傾向にある。
基本的に『未来を見る』『人の心を読む』『触覚共有』など
身体能力の延長線のものがおおい。
異能力者はみな瞳に黄金の光が散るという。